「教員を辞めたい」と考えたときに、まっさきにこんなことが思い浮かびませんか?
「教員から転職したいけど、後悔しないかな?」
「実際に転職した人は後悔していないのかな?」
こんなふうに思うと、なかなか転職活動に踏み出せないですよね。
わたし自身も、教員2年目からずっと悩み続けてました・・・。
公立小学校教員を7年勤めてから実際に転職しましたが、結論「後悔もあるけど、転職するメリットの方が大きい!」です。
やりがいや金銭面など、後悔したことはありましたが、それを上回るメリットが数多くありました。
本記事では、元小学校教員のわたしが実際に転職をして分かった「教員を辞めて後悔したこと」を中心に、「転職で失敗しないためにすべきこと」をお伝えします。
- 教員を辞めて後悔したこと・デメリット10選
- 教員から転職するメリット10選
- 民間企業への転職で失敗しない方法
「教員を辞めたら後悔してしまうかも・・・」と悩んでいるなら、ぜひ読んで参考にしてください。
元公立小学校教員。
4年間クラス担任を務めたあと、1年間の産休育休を取って復帰。
復帰後も2年間フルタイムでクラス担任として働きました。
しかし教員と家庭の両立に悩み、思い切って転職。
現在は民間企業で時短勤務をする4歳児のママ。
教員を辞めて後悔したこと・デメリット10選
教員から転職した方が「辞めて後悔したこと」を10個にまとめました。
- 児童・生徒の成長を見られない
- 給料が低くなった
- まとまった休暇が取りにくくなった
- 福利厚生が充実していた
- 社会的信用が低くなった
- 年齢が上がっても給料が上がらない
- 雇用保険がなく、失業手当が支給されない(公立教員のみ)
- 売上などのノルマがある
- 転職先の職場環境のほうが劣悪
- 人との関わりが少なすぎる
それぞれの項目をクリックすると、詳細が分かります。
「後悔する内容は分かったから、転職で失敗しない方法がはやく知りたい!」方はこちら。
【参考】X(Twitter)より教員を辞めて後悔したこと
教員を辞めた時後悔はなかった。
— タロ@教育公務員からエンジニアシフト中 (@tarosjobchange) September 29, 2023
しかし、転職して1年以上が経ってようやく後悔した。することになった。今は人との関わりがなさ過ぎて逆に辛い…別に仕事が苦痛なわけではない。それ以上に人と関わらないことのダメージがでかい。
年功序列で給料が上がることや
— AI先生(教員→民間) (@PyInvesTeacher) September 17, 2023
仕事ができなくても雇用されることです!
民間だと
仕事ができないと給料下がりますし、
最悪クビになります。
(仕事できない人は、周りからのプレッシャーで自主的に辞めていきます。)
もし教員から転職したときに後悔する可能性があること
— シンスケ (@ikunet_blog) July 21, 2023
☑社会的信用が低くなる
☑福利厚生や収入が悪くなる
☑転職先での仕事がうまくいかない
☑転職先の職場環境の方が劣悪
☑転職してから教員のやりがいに気付く
ただし、転職活動自体はリスクなしなのでやるべきかなと思います
100%後悔のない転職は難しいと思う。どんなに良いところに転職できたとしても給料や福利厚生、退職金、社会的信用など教員の方が良かったなと思うこともたくさんある。でもそれ以上に良くなった部分もあるし転職をしなきゃよかったとは思わない。
— クラゲ@教員からの転職 (@yutori_tenshoku) December 20, 2022
私たちは必ずしも教員からの転職を推奨しているわけではありません。というのも、実際給料も下がりましたし、福利厚生の面では絶対に教員の方が恵まれています。得られるものも多い転職ですが、自分が何を目的として転職をしたいのかを明確にしておかないと後悔しか残らない可能性も十分にありえます。
— なかがわ夫婦|夫婦で自由に生きる (@nakagawa_huhu) October 29, 2022
転職したら全ての問題が解決するわけじゃない
— まっち@教員の転職力アップブログ (@yurupoke_Match) September 5, 2022
教員時代にはなかったような
出世のために上司に気を使うことや
売り上げを追っていくプレッシャーもある
ただそれがあったとしても
僕は教員から転職して後悔してる人に会ったことがない
これもまた事実。
ブラックを超えた「暗黒ブラック」そのものが、教員の勤務環境の実態だ。
— 孤独な風のライダー (@Windrid37982227) November 7, 2023
ペーパーティーチャーが、ナメて教員になると必ず後悔する。
転職しようにも、雇用保険がないから、新たな職を手につけるため職業訓練校に入校しようとしても、修了まで雇用保険延長という制度は使えない。#教師のバトン
①:児童・生徒の成長を見られない
教員を辞めてからは、ほとんど児童・生徒の成長を見聞きできません。
教員時代「子どもたちのために」と一生けん命頑張ってきたとしても、退職後に子どもたちの近況を聞く機会はほぼありません。
教員としてのやりがいを強く感じていた人にとっては、後悔するポイントの1つです。
同僚から話を聞けないの?
同僚と会うこともありますが、職場内の話は聞けてもなかなか子供たちの近況までは聞けないのが現状です。
「あの子どうしているかな?」と思っても、なかなか近況を耳に入れることができないのは、やはり寂しいですね。
民間企業に勤める今でも、「教員はやりがいのある仕事だったな」と後悔する思いは残っています。
②:給料が低くなった
転職後に「給料が低くなった」ことも、教員を辞めた多くの人が後悔することの1つ。
20代・30代の平均年収を比べてみると、民間企業より教員の平均年収が高いと分かります。
平均年収 | 20代 | 30代 |
---|---|---|
都内小学校教員(※1) | 380万~460万円 | 600万円 |
民間企業(※2) | 249万~371万円 | 400万円 |
(※1)職業情報提供サイトjobtag「小学校教員」(※2)令和3年分 民間給与実態統計調査
実際に私も、転職後の給料はかなり減りました。。。
民間企業だと、どれぐらい給料が下がる?
教育業界以外・未経験OKの中小企業に転職した私は、初年度は200~300万円程度年収が下がりました。
入社後2年目以降、年収が上がっているものの、教員時代の給料には程遠いのが現状です。
20代で民間企業の平均を超えるお給料をもらえていた・・・と思うと、辞めたことを後悔してしまうこともしばしば。
③:まとまった休暇が取りにくくなった
民間企業では、1週間以上まとまって休暇を取りにくいことが多いです。
企業で設けられる夏季休暇は3~5日ほど。有給休暇を追加して取るためには、仕事の調整が必須になります。
もちろん取ろうと思えば取れますが、教員のように夏休みや冬休みごとに1週間以上の休暇を取るのは難しいでしょう。
子どもの夏休みや冬休みはどのように過ごさせている?
子どもと同じ期間で休暇が取れないため、学童を活用したり祖父母に協力を頼んだりする家庭が多いです。
家族で出かけるのも、人の移動が激しい時期に被ってしまいがち。
混雑を避けるためには、夏季休暇をずらして取る必要があります。
④:福利厚生が充実していた
民間企業に転職して分かったことですが、教員は福利厚生が充実していました。
もちろん福利厚生が充実している企業もありますが、病気による休職や育児休暇、介護休暇などの社会保障関係は圧倒的に教員の方が充実しています。
教員時代に使える福利厚生は存分に使えばよかったです、、、(笑)
⑤:社会的信用が低くなった
教員(特に公務員である公立学校教員)は、安定した収入が得られることから、クレジットカードや住宅ローンの審査などが通りやすいです。
ですが、転職後はそうもいきません。クレジット会社や住宅ローン会社によっては、「審査が通らない」なんてことも。
特に、転職してフリーランスを目指そうと思うなら、社会的信用が低くなることを頭に入れておきましょう。
クレジットカードや住宅ローンの審査は、教員のうちにやっておくと良いですよ!
⑥:年齢が上がっても給料が上がらない
教員は、基本的に年功序列で給料が上がりますが、民間企業では年齢が上がるだけでは給料は上がりません。
「未来を担う人を育てるために貢献する」教員とは違い、民間企業は利益を重視します。
年齢が上がっても仕事をしない・できない人に対して、高い給料を払うことは決してありません。
教員時代には、仕事をしてなくても自分より高いお給料をもらっている人いましたけどね・・・
転職先で給料が上がるためには?
給料が上がるためには、仕事に関わるスキルや能力を上げることが大前提です。
自分自身のスキルや能力が上がることで、会社や社会に貢献でき、それに伴って給料が上がるのが一般的です。
未経験の仕事であっても、経験を重ねて一連の仕事ができるようにしていく必要があります。
⑦:雇用保険がなく、失業手当が支給されない(公立教員のみ)
公立教員は公務員という立場上、失業するリスクがないため、給料から雇用保険が天引きされていません。
そのため、民間企業であれば支給される失業手当がありません。
私立教員の場合、雇用保険料が天引きされている場合があります。給料明細を確認しましょう。
失業手当が支給されないことで、困ることはある?
公立教員の場合、退職金がそれなりに支給されるので、すぐ生活に困るようなことはありません。
ですが、以下のような場合、失業手当がないと困ることも。
- 転職先がなかなか決まらない時に、貯蓄を切り崩して生活しなければならない
- 教育訓練校で学ぶ時に、民間企業勤めであれば支給可能な教育訓練給付金が適用外
「転職先が決まっていない」「フリーランスを目指す予定」なら、貯蓄をしっかりとためておきましょう。
⑧:売上などのノルマがある
教員には、やるべきことはたくさんあっても、達成しなければならないノルマは一切ありません。
ですが、利益を重視する民間企業は「売上」などのノルマが課されることがあります。
「今までになかったノルマを達成しなければならない」とのプレッシャーがストレスになってしまう人も。
一人ひとりに課される「ノルマ」よりも、チーム全体に課される「目標」を重視する企業もあるので、転職先をよく選ぶようにしましょう。
⑨:転職先の職場環境のほうが劣悪
「教員から転職して職場環境を改善しよう!」と思ったら、転職先の職場環境が劣悪だったなんてことも。
- 転職先でパワハラ上司に当たってしまった
- 教員時代よりも労働時間が長くなった
- 職場の雰囲気や仕事内容が合わず、ストレスが増えた
上記のようにならないためにも、転職先の企業研究などはしっかりと行う必要があります。
⑩:人との関わりが少なすぎる
民間企業では、一部の人たちとしか関わらない業種もあり、「人との関わりが少なすぎる」と感じる人もいます。
教員の場合は、子どもや保護者、教員同士などたくさんの人と関わりながら仕事を進めていきますよね。
今の仕事に就いてからは、日常的に関わる人は3~4人ぐらいで、かなり減りました。
多くの人との関わりを求めるなら、営業職や接客業などを選ぶと良いでしょう。
教員から転職してよかったこと・メリット10選
先ほどあげたように、もちろん後悔することもあります。
ですが、教員から転職した90%以上の人が「転職してよかった!!」と話しています。
私自身も「思い切って転職してよかったこと」が数多くあります!
教員からの転職者が「転職してよかったこと10選」はこちらです!
- ストレスが減った
- 仕事量が目に見える範囲になった
- 残業や休日出勤がなくなった
- 育児や家庭のことに力を注げるようになった
- 興味関心が広がった
- 人脈が広がった
- 昼食をゆっくり食べられる
- 時間を気にせずトイレに行ける
- 体調が悪い時などに休みやすい
- 頑張った分だけ評価される
こちらも詳しく解説します。
「転職するメリットも分かったから、転職で失敗しない方法がはやく知りたい!」方はこちら。
教員から転職してよかったこと~X(Twitter)より~
【教員 からの 転職】
— C. (@Cpon___39) November 6, 2023
を調べていたら
【教員 やめて 良かった】
が出てきたんで中身を見たら、教員をやめたメリットに、
「トイレに行けるようになった」
とか、
「お昼ごはんをゆっくり食べられる」
とか出てきて共感しかなかった。
【教員→民間 転職メリット】
— こっぺん🐧元教員×人事採用 (@kopenpn54388) August 13, 2023
「知れる」
・ビジネスの仕組み
・世の中の沢山の仕事
・転職ポイント
「変化する」
・世の中に対する見方
・付き合う人たち
「その他+」
・公務員と民間の比較
・残業代出る
・本来の業務への時間取れる
・休憩時間取れる
1ヶ月の感想😃✨
明日から1個ずつ詳しく
教員から転職した時のメリット
— TEACHER_com|最強の器用貧乏 (@teacher0645) May 3, 2023
*すべて語尾に【かも】がつく
・給与上がる
・休み増える
・休日出勤へる
・個人の裁量増える
・クレーム対応減る
・経費で必要なものが買える
・意味のない無駄な講習が減る
・スキルアップ講義を会社が負担
・実はブラックじゃない
他ある?#教師のバトン
教員から転職して1年ほど経過したので、改めて民間のメリットを紹介。
— かつて@教員からの転職 (@normal_peopleee) April 21, 2023
・昼ごはんを5分でかきこまなくてok
・なんと!休憩がちゃんと取れる
・まさか、残業がほぼゼロ
・当たり前?だけど、副業可能
・世の中のお金の動きに詳しくなる
・ペーパーレスですっきり
転職勢の方、他にもありますか?🏄
現職で得た「人脈」は転職した大きなメリットのひとつ。
— ドラ🔥 (@dora_webchange) December 7, 2022
教員を続けてたら絶対に出会うことのなかった人たちに、世界広げてもらってる。
①:ストレスが減った
教員を辞めてから、格段にストレスが減りました。
教員時代は、毎日起こる子供同士のトラブルや保護者対応をはじめ、人間関係や膨大な仕事量によるストレスがかなり多くありました。
毎年行われるストレスチェックの結果は、わたしも含めて30〜50点と高ストレス者に該当する人がほとんど。
「ストレスを抱えて当たり前」というひどい職場環境です…。
転職してからは、トラブルが多発する環境ではなく、自分の仕事に集中できる環境に。
何かトラブルが起こっても、担任一人で対応する教員とは違い、組織的に解決することが基本です。
さまざまなストレスから解放されて、社会人になって初めて高ストレス者から抜け出せました!
②:仕事量が目に見える範囲になった
転職してから、教員に比べて適正な仕事量になりました。
教員の仕事は授業だけでなく、生活指導や保護者対応など多岐にわたるため、やらなければならない事がたくさんありますよね。
緊急度も重要度も高いタスクが積み重なっていくことで、「これが終わらなかった…」と毎日思いながら帰るのも、ストレスがたまりました。
転職後は、スケジュールを見ながらタスクの優先度によってやる事を決めるので、見通しをもって仕事を行えるようになりました。
「仕事が終わらない…!」ということも少なく、転職して良かったなと思います。
③:残業や休日出勤がなくなった
教員ではあたりまえだった、休日出勤や持ち帰りの仕事がなくなりました。
企業の場合、休日出勤には申請・上長の許可が必要です。締切が近いなどの場合以外は、ほとんど許可が通らないでしょう。
わたしも今働いている会社は土日休みが基本。なので、休日出勤している人はいません。
そもそも仕事量が減ったので、持ち帰って仕事をすることも無いです。
④:育児や家庭のことに力を注げるようになった
転職前と比べて、家庭を大事に生活できるようになりました。
これは、時間と心に余裕ができたのが大きいと思っています。
教員時代は、息子は0歳児なのに延長保育で1番遅いお迎え。そこから帰宅して夕飯・お風呂・寝かしつけをこなし、残っている仕事をする平日でした。
休日も息子と遊ぶ余裕もなく、作り置きのご飯を作ったり来週分の授業計画をしたりと、やることに追われてばかり。
家庭のこと、息子のことに力を注げない日々は、本当にしんどかったです。
今では保育時間内に息子のお迎えに行けるようになり、夕飯後に遊ぶ余裕もあります。
休日も時間が取れるので、転職して良かったなと心から思っています。
⑤:興味関心が広がった
教員を辞めてから、「やってみたい!」と思ったことにチャレンジできるようになりました。
転職して時間と心の余裕が生まれたことから、「新しいことにどんどん挑戦しよう!」と思えるように。
投資やビットコインなどの資産運用をはじめ、たくさんのことに挑戦しています。
時間と心の余裕が生まれたからこそ、自分の思いを大切にできるようになったのだと思っています。
⑥:人脈が広がった
民間企業で働いて、自分の仕事以外の人と関わることも増え、人脈が広がったという人も。
学校という世界の中では、「教員」「保護者」「子供」と関わるのが基本ですよね。
転職すると、仕事内容にもよりますが、自分の専門外の人と関わる機会が増える人も多くいます。
同じように転職してきた同僚の過去などを聞くと、新たな一面や他の仕事についても知れました。
また、新たな趣味をもつ余裕ができて、人脈が広がる人もいます。
人脈を広げようと思えば、教員時代よりもたくさんの職種の人と関われますよ!
⑦:昼食をゆっくり食べられる
転職後、自由に使える昼休みがたっぷり1時間取れて、昼食もゆっくり食べられることにびっくり!!
教員時代は、給食中も子供たちの指導があったり、給食を一気に食べてやり残した仕事をしたり・・・してますよね。
休憩時間はあるものの、早く帰ろうと思ったらその時間も仕事をしなければなりません。
私の場合、教員4年目まで休憩時間がどの時間帯なのか知らされていませんでした・・・!
でも転職してからは、一切そんなことは無くなりました。
仕事が昼休みにかぶっても、時間をずらして取れるので、昼食後は自分の好きなことに時間を使っています。
午後の仕事に向けて仮眠する人や、好きな動画を見る人など、時間の使い方はさまざまです!
⑧:時間を気にせずトイレに行ける
民間企業に転職してからは、自由な昼休みと同様、自由にトイレへ行けるようになりました。
民間企業勤めの人には「当たり前じゃん!」と思われがちなトイレ事情ですが、教員は当たり前ではないですよね。
特に小学校教員の場合、子どもたちがいる間はなかなかトイレに行けない先生も多いもの。
中には膀胱炎を患ってしまう人もいました・・・。
転職直後、自分のタイミングでトイレに行けることに、とても感動したのをよく覚えています。
⑨:体調が悪い時に休みやすい
「体調が悪い時は休む」のは、民間企業では当たり前です。
体調不良時に無理して出勤すると「帰って!!」と言われるので、体調が悪い時は心置きなく休めます。
会社の人事担当者に聞いたところ、以下のように言われました。
- 体調が悪いまま仕事をしても、パフォーマンスが上がらない
- 早めに休んで軽いうちに治した方が、結果的に休む日数が少なく済む。
「仕事の効率を上げるためには無理しないことが大切」とは思っていても、教員だとそうはいかないですよね。
ちょっとした体調不良で休んでしまうと、担任をしている子供たちだけでなく、周りの先生方にも迷惑をかけてしまうと、無理をする人が多いです。
わたしも、多少の体調不良があっても、薬を使いながら気持ちで乗り越えていました。
⑩:頑張った分だけ評価される
民間企業では、頑張った分だけ評価され、昇進や賞与などにつながります。
仕事によって得意・不得意があったとしても、得意な部分を生かして会社に貢献できれば、認められることが多いです。
教員の場合は、年功序列で評価されることが多く、頑張ってもなかなか評価につながらないもの。
いつまでも愚痴を言い続けている教員時代より、あがいた分だけ評価される民間企業の方が「楽しいな」と思えます。
教員からの転職で失敗しない方法とは?
後悔することやメリットを読んでも、「教員から転職しよう!!」と決意するのは、なかなか難しいですよね。
わたし自身も「教員から転職するのは甘えだ」と思い、決意するまでにかなり時間がかかりました・・・。
教員を辞めたいと思うのは、甘えかも・・?と思うなら、まずこちらを参考にしてみてください。
やっぱり転職したい!でも絶対に失敗したくない!
教員からの転職で失敗しないためには、以下の3つを必ず行っておく必要があります。
- 自己分析を重ねて、転職の軸をしっかりと定める
- 企業や業種・職種について、情報収集をする
- 転職に向けたスケジュールを立てる
1つずつ詳しく解説します。
①:自己分析を重ねて、転職の軸をしっかりと定める
転職に失敗しないためには、自己分析を重ねて、転職の軸をしっかりと定めることがとても大事です。
「とりあえず環境を変えてみよう」「民間企業の方が楽そうだから」と安易な考えで転職してしまうと、必ず「やっぱり転職しなければよかった」と後悔します。
- なぜ転職しようと思ったのか
- 仕事をするうえで、自分が大切にしたいことは何か
- 転職で自分が叶えたいことは何か
など、自己分析を重ねると、だんだんと転職の軸が定まります。
できるだけ自分の思いを深掘りして、ポジティブな理由を見つけられるようにしましょう。
doda
登録は無料なので、とりあえず登録しておくと良いでしょう。
②:企業や業種・職種について、情報収集をする
転職に成功するためには、徹底した情報収集が不可欠です。
企業や業種・職種についての情報収集をおろそかにすると、転職後の理想と現実がかけ離れてしまい、「転職に失敗した」と後悔する原因になります。
- 具体的な仕事内容
- その仕事に就くメリット、デメリット
- 仕事に就いたあとのキャリアの流れ など
業種・職種はもちろん、企業についても、さまざまなツールを用いながら情報収集を行いましょう。
リクルートエージェント
もちろん、こちらも無料で利用できます。
リクルートエージェント、dodaを利用した実体験はこちら!
企業サイトだけでなく、エージェント独自の情報を得ることで、理想と現実の差を防いでいきましょう。
③:転職に向けたスケジュールを立てる
転職を成功するためには、転職のスケジュールをしっかり立てることが重要です。
時間がない中、バタバタと転職活動をしてしまうと、とりあえず「転職する」ことが目的となってしまいがち。
自分が考えていた転職の軸とズレていても、転職後までなかなか気づけません。
- いつまでに自己分析や情報分析を行っておくべきか
- 転職活動をいつからスタートするか
- いつ転職することを管理職に伝えるか など
スケジュールをしっかりと立てたうえで、余裕をもって転職活動を行いましょう。
転職活動の流れを知りたい方は、こちら。
まとめ
教員を辞めて後悔したことは、もちろんあります。
ですが、教員から転職した90%以上の人が「転職してよかった!!」と話すように、後悔以上に辞めて良かったと感じることがとても多いです。
「後悔よりもメリットが多そう」と思った人は、転職を視野に入れて活動を始めましょう。
転職を成功させたい方はこちらの記事も読んでみてください。