産休・育休後にフルタイムで復帰&学級担任になることが多いママ先生。
産休・育休からの復帰って、とても不安ですよね・・・。
ブランクがある&環境が変わるのに、やっていけるのかな・・・?
大丈夫!準備をしっかりやっておけば何とかなります!
私も、産育休で1年間学校から離れたのち、第一子が生後10ヶ月の時に学級担任としてフルタイム復帰しました!
その経験や先輩方の話をもとに、育休中に行っておくべき準備を5つ紹介します。
育休中にできることから行って、教員と育児の両立を目指しましょう!
都内の公立小学校で計7年間勤務。
産休・育休を1年間挟みましたが、1年生~6年生までの学級担任として働いていました。
現在は、1児のママとして一般企業で働きながら、複数の副業を行っています。
育休中に行っておくべき準備5選
実際に復帰して「やっておけば良かった!」「やっておいて良かった!」と感じた準備は次の5つです。
- 朝と夜のルーティンを大まかに決めて、試しておく
- 時短家電を取り入れて家事の負担をへらす
- 家事の役割分担を決めておく
- 想定される仕事を書き出して整理しておく
- 職場に相談して、復帰後の体制を整えてもらう
1つずつ紹介します。
【準備①】朝と夜のルーティンを大まかに決めて、試しておく
朝起きてから出勤するまで、退勤後から子供を寝かしつけるまでのルーティンを大まかに決めましょう。
我が家の復帰直後のルーティンはコチラ!
【ゆなママ家】朝のルーティン
5:45 起床・自分の身支度
5:55 朝食の準備
6:10 息子と夫を起こして朝食
6:35 保育園の準備・食器洗い
6:50 保育園へ出発
7:00 保育園に預けて電車へ
7:30 出勤
朝は特にバタバタ!保育園に預けるまでが勝負です!
【ゆなママ家】夜のルーティン
18:00 退勤
18:50 保育園にお迎え
19:00 帰宅
19:15 作り置きで夕ご飯
19:35 子供と遊ぶ
20:00 お風呂
21:00 寝かしつけ
夜も帰ってきてからもバタバタ!寝かしつけまで気が抜けません。
実際にルーティンを試しておこう
実際に試してみることも大切。やってみると「あれ、意外と時間が足りない!」なんて事も多いです。
子供の機嫌などに振り回されることも多いので、「だいたいこんな感じで」とゆったり構えておきましょう。
やってみて「きつい…」と思ったら、②時短家電の準備も行いましょう!
【準備②】時短家電を取り入れて家事の負担をへらす
時短家電を取り入れて、家事の負担を少しでも減らすことが重要です。
ルーティンを決めて復帰に備えても、その通りに行かないことが多いのが現状。
急な残業が発生したり、こどもの機嫌が悪かったりと、ルーティン通りにならないことも多かったです。
我が家の場合
そこで、我が家は「ドラム式洗濯機」を導入し、干す時間と取り込む時間をカットしました!
夜に洗濯が終わることで、朝の時間にかなり余裕が生まれます。
また、天気を気にせずに洗濯できるので、「急な雨にやられて、もう一度洗濯しなおし」なんてことも無くなりました!
ドラム式洗濯機は、本当におすすめですよ!
頼れるものにはどんどん頼っていきましょう!!
家事の負担を減らすおすすめの時短家電はコチラからご覧ください。
【準備③】家事の役割分担を決めておく
育休中は、奥さんが家事を全部やっている家庭も多いですよね。
でも家事の分担を決めておくことがとても大事!!
1人で仕事も育児も家事もやるのは、正直無理…。旦那さんができることは、どんどんやってもらいましょう!
旦那さんにもお願いできる家事はコレ!
例えば、こんなことからお願いするのがおすすめです。
- ごみ捨て
- 保育園に子供を送る
- お風呂に入れる
- 洗濯物をたたむ
もちろん最初は時間がかかったり、全部できなかったりするかもしれません。
でもここは教員としての腕の見せ所!
旦那さんを褒めつつも伸ばす指導で、協力しながら家事が行えるようにしておきましょう!
【準備④】想定される仕事を書き出して整理しておく
ここからは教員の仕事に関する準備です。
保護者対応やその他の業務が突然入ることも多いですが、毎日の決まった業務もたくさんありますよね。
毎日の決まった業務を「タスク」として管理するだけで、業務効率が上がります!
ここで、タスク管理の方法をご紹介します。
その1:想定される業務を書き出す
まずは、想定される毎日の業務を書き出します。
- 宿題チェック
- 授業の準備
- テストの丸つけ
- 授業ノートのチェック
どのように仕事を行っていたか、時系列に思い出しながら細かい業務まで書き出しましょう。
週ごとに発生する業務(週計画の作成など)も、毎日行うものと分けて書き出しておくと、後でスケジュールが組みやすくなりますよ!
その2:出勤後~退勤前までの空き時間を洗い出す
産休前までのスケジュールで構わないので、出勤後から退勤前までの空き時間を洗い出しましょう。
- 出勤後すぐの30分
- 子供たちを迎え入れる時間帯
- 昼食時間中 など
だいたいどのぐらい時間が取れそうかを見積もります。
保育園のお迎え時間から、何時までに退勤しなければならないか、計算しておくことも大切!
放課後の時間が思ったよりも取れないので、他の部分で空き時間を生み出せないか、しっかり確認が必要です。
その3:どの時間帯に何を行うか、大まかに決めておく
書き出した業務と洗い出した時間をもとに、大まかなスケジュールを組みましょう。
特に毎日行うタスクは、同じ時間帯で行えるようにしておくと、ペースがつかみやすくなります。
放課後の時間に、重たいタスクばかりにならないように調整するのがポイント。
放課後の時間は、保護者対応や会議などで時間を取られることが多いです。
できるだけ毎日のタスクは、放課後以外にできるようにしましょう。
このイメージトレーニングを行っておくだけでも違います!
【準備⑤】職場に相談して、復帰後の体制を整えてもらう
復帰が決まったことを管理職の先生方に報告する時、必ず復帰後の体制を相談しましょう。
- 子育てに理解のある人と学年を組んでもらう
- 比較的落ち着いている学年を持たせてもらう
- 可能であれば、担任以外(算数専科など)でお願いする
初めての産休・育休からの復帰であれば、不安な思いをしっかり伝えたうえで、上記のようなお願いをしましょう。
通らない内容もあるかもしれませんが、事前に思いを伝えておくと配慮してもらえることが多いです。
また、最初の一年間だけでなく、せめて二年間は体制を整えてもらうことをおすすめします。
最初の一年間でリズムを身に付けられたとしても、環境が変わるとあっという間にリズムが崩れてしまいます・・・。
【体験談】がんばりすぎると、つぶれます。
わたしの場合、復帰二年目に6学年かつ荒れているクラス担任になりました。
管理職の先生からは、打診があったものの
- 「他に頼める人がいない。」
- 「あなたが決まらないと周りが決まらない。」
- 「子供がいても6年の担任をしている人はいる。」など、
わたしが「育児と両立ができるか分からない。」と言っても、ひたすらこんな風に言われたのです。
結果、「分かりました。」と言わざるを得ない状況になり、引き受けることになりました。
ただ、組んだのは子育てへの理解がなく、自分のクラスのことだけ行う先生方・・・。
その中でも「一年間がんばろう」と思って努力を重ねました。
ですが、心身のストレスからつぶれてしまい、転職を決断するに至りました。
今では、「転職して良かった」と心から思っていますよ!
そんなママ先生だった私が転職に成功したロードマップはこちらからご覧ください。
まとめ:復帰後は無理をせず、周りを頼ろう
育児と仕事の両立は、不安に思う部分がとても大きいですよね。
ママ先生は「何とか頑張ろう」と、育児も仕事も頑張りがち。
でも、頑張りすぎると心も体も壊れてしまいます。
無理をせずに周りを頼っていきましょう!