育休中だけど、自分の子供のためにやっぱり転職しようかな・・・。
でもどのタイミングで転職・退職すると良いか、悩んでいませんか?
結論、「育休中・育休明けの退職は可能」ですが、「円満退職をするなら復帰後がベスト」です。
この記事では、ママ教員から転職した筆者が、以下の内容を解説します。
- 退職、転職するタイミングによるメリット・デメリット
- 退職、転職する時に気をつけるポイント
退職するタイミングを悩んでいる方は、参考にしてみてください。
「でも教員を辞めたら後悔するかも・・・」と悩んでいるなら、まずはこちらをご覧ください。
退職・転職するタイミングは3つ!
育休を取っているママ先生が退職・転職するタイミングは、以下の3つになります。
- 育休中に退職する
- 育休明けにすぐ退職する
- 復職してしばらくしてから退職する
どのタイミングでも、メリット・デメリットがあります。
一つずつ詳しく見ていきましょう。
タイミング①:育休中に退職する
まずは、育休中に退職する場合です。
育休中に退職することは可能ですが、以下のようなメリット・デメリットがあります。
【メリット①】子供との時間を大事にできる
育休中に退職すれば、復職の心配をしなくてOK!
子供との時間を大事に過ごせるので、育児や家事にたっぷり時間を使えます。
日に日に成長していく子供の様子を楽しみに生活できそう!
【メリット②】退職金を受け取れる
教員を半年以上勤めていれば、退職金を受け取れます。
ただし、勤続年数や勤務先(公立・私立など)によって、金額は異なります。
転職先が決まらなかったとしても、しばらくは生活できる金額ですね!
【デメリット①】育児休業給付金が受給できない
育児休業給付金は、仕事復帰が前提の制度。
そのため、退職してしまうと毎月受給されていた給付金が終了となります。
もらえるはずの給付金がなくなってしまうのは、ちょっともったいない・・・!
【デメリット②】社会保険料の支払いが必要
育休中は、社会保険料の支払いが免除されています。
ですが、一度退職してしまうと、社会保険料を支払わなければなりません。
給付金分の収入が減るにもかかわらず、社会保険料の支出が増えてしまうことを頭に入れておきましょう。
タイミング②:育休明けにすぐ退職する
育休明けにすぐ退職すると、育休中に退職するよりも金銭面では安心かもしれません。
ですが、育休明けすぐに退職してしまうと、円満退職は難しくなります。
【メリット①】育児休業給付金を満額で受給できる
最初から退職予定だったにもかかわらず、故意に受給した場合を除き、給付金を満額受け取れます。
給付金をすべて受け取ったうえで、退職金も受け取れるので、金銭面では安心です。
【メリット②】保育園が決まっている状態で転職できる
育休から復帰するために、保育園の入園手続きを行った場合、保育園が決まっている状態で転職できます。
育休中に退職すると、次の転職先が決まるまで保活が難しくなります。
転職するとしても、子供がいる中で行わなければならないため預け先に困ってしまうことも。
育休明けであれば、保育園に入園できているので、安心して転職活動を行えます。
退職から期間内に転職を終えれば、保育園を退園せずにそのまま利用し続けられる自治体もあります。
自治体によって期間や制度が異なるため、よく確認しておきましょう!
【デメリット①】職場の先生方に迷惑をかける
復帰直後に退職すると、職場に迷惑がかかります。
復帰前提でクラス編成などが考えられるため、後任選びなどが間に合いません。
産休・育休代替教員も復帰に伴って契約期間が終わってしまうため、その分の負担は職場にいる先生方に回ります。
自分だけ得をして、私たちに負担を押し付けるなんて・・・!
こうなると、関係悪化につながる場合が非常に多いです。円満退職は厳しいことを覚悟してください。
どうしても退職したい場合は、退職代行を使うと良いでしょう。
退職代行SARABAは、退職代行業界NO.1の受託件数!
SARABAは労働組合の為、未払い給料、残業代、有給消化の交渉が可能です。教員の退職代行の実績もあり!
万が一退職できなくても全額返金保証がついているので、一度相談してみましょう。
\ 退職代行【SARABA】 /
タイミング③:復職してしばらくしてから退職する
復職して半年程度経っていれば、退職を切り出したとしても納得してもらえる場合が多いです。
転職への決意が固まっているのなら、早めに退職したい旨を伝えておき、半年後あたりに退職するのがおすすめ。
【メリット①】職場の先生方に快く送り出してもらえる
復職してからしばらくして退職すると、後任の先生も決まっていることが多く、周りの先生方に快く送り出してもらえます。
びっくりされながらも「頑張って!」と応援してくれる先生方がほとんどでした。
周りに迷惑をかけない状態で退職した方が、退職してからも行事に呼んでもらえます。
【メリット②】勤務を調整しながら転職活動が行える
管理職に前もって伝えておけば、有給を上手くやりくりしながら転職活動が可能です。
周りの先生方には、「家庭の事情で早退します。」と伝えておくと、そこまで深掘りされません。
2~3回ほど放課後少し早めに上がって採用面接に行きましたが、そこまで負担には感じませんでした。
【デメリット①】転職を決意してからの期間が長い
育休中に「転職しよう!」と決意した場合、半年以上も転職できない状況になります。
転職を決意してからの期間が長いため、転職への思いがぶれてしまうことも。
転職を決意したなら、まず転職サイトや転職エージェントに登録しましょう!
求人情報を見たり、キャリアアドバイザーさんと話したりすることで、自分の進むべき道を見つけられますよ!
\転職支援実績No.1!/
退職・転職する時に気をつけるポイント
教員から退職・転職するときに、気をつけるポイントは以下の3つです。
- 退職する時期を逆算して管理職へ伝える
- 管理職以外の先生方には、退職日ギリギリに伝える
- 退職に関する手続きは早めに・すべて行っておく
実際私が転職した時に「気をつければよかった!」「やっておいて良かった!」と感じたことを交えて解説します。
【ポイント①】退職する時期を逆算して管理職へ伝える
精神的・身体的な事情がない場合は、遅くても退職日から2か月前までに管理職へ伝えましょう。
できるだけ早めに伝えると、後任が決まっている状態で退職できるうえ、事務手続きもスムーズにいきやすいです。
私は9月の時点で「年度末に退職します。」と伝えました!
また年度途中での退職も可能ですが、やはりベストは年度末に合わせての退職です。
他の異動者や退職者とともに退職できるので、送迎会でお礼の言葉等を伝えやすくなります。
【ポイント②】管理職の先生以外には、ギリギリに伝える
周りの先生方に退職を伝える時期は、退職日の1週間前からがおすすめ。
あまりに早く伝えすぎると、うわさ話が広がってしまい、子供たちや保護者に伝わってしまうことも・・・。
うわさ話が好きな先生方や保護者がほんとに多かったから、ギリギリに伝えて良かった・・・(笑)
転職の相談をするなら、同じ職場ではない先生や同期、一般企業に勤める友達などに話しましょう。
【ポイント③】退職に関する手続きは「早めに」「すべて」行っておく
退職に関する手続きは、大きく分けて3つです。
- 退職届を提出する
- 退職金の振込先の手続きを行う
- 退職に関する書類を受け取る
退職届は、管理職から受け取って書きます。内容は「いつ付けで辞めるのか」「申告日」「名前」ぐらいで簡単。
②・③に関しては事務室の先生と連携しながら行います。
そのため、管理職の先生だけでなく、事務室の先生にも退職の意向を連携しておきましょう。
私の場合は、管理職から「事務室へ退職の件を連携して良いか」確認がありました!
また、退職に関する書類の手続きはすべて行ってもらいましょう。
「転職先が決まっているなら必要ない書類だから、手続きしないでも良いか」と聞かれ、手続きを行わなかった書類が、のちのちに必要になりました・・・。
転職先が決まっていたとしても、念のため書類はすべてもらっておくのがベストです。
まとめ:自分に合うタイミングを選んで退職・転職しよう!
退職・転職するタイミングは人それぞれ。
ですが、どのタイミングでもメリット・デメリットがあります。しっかりと理解したうえで、自分に合うタイミングで退職・転職しましょう。
ちなみに教員の場合、失業保険が適用されません。
そのため、退職してから転職までに期間が空いてしまうと、その分の収入がなくなってしまいます。
退職してからの転職活動ではなく、できるだけ退職する前に転職活動を終えておきましょう!
在職中であっても、転職エージェントを使えば効率的に転職できますよ。
教員におすすめの転職エージェントは 私もリクルートエージェントを使いました!求人数が多いのも魅力的!