教員から転職した人が周りに少なくて、本当に転職できるのか不安・・・
実際私も「転職しよう!」と思い立ったものの、子育て中のママ先生から転職をした人が全くいなく、とても不安でした・・・。
本記事では、子育てをしながら教員を続けるママ先生が転職を成功させるためのロードマップをご紹介します。
- 教員から転職したいが、何から始めたらいいか分からない人
- 教員からの転職を成功させるポイントが知りたい人
- 実際に転職した人の話を聞いてみたい人
転職活動を始める前に、ぜひ参考にしてみてください。
なぜ転職をしたいのか、理由を明らかにする
まずは、なぜ転職をしたいのか理由を明らかにしましょう。
もちろん最初は「教員と育児の両立が辛いから。」といったネガティブな意見でも構いません。
但し、ネガティブな理由だけでなく「仕事で何がしんどいと感じるのか」「どのような状態が理想なのか」というように、出来るだけ深く落とし込んでいきましょう。
そうすると、ポジティブな転職理由が見つかることが多いです。
私の場合は、「転職して教員以外の世界を知りたい」「目に見える形でスキルを身に着けたい」「ワークライフバランスを整えたい」などが挙がりました!
このように、転職したい理由を深掘りしていくことで、何を重視して転職を行うのかという「転職の軸」を見つけられます。
教員で培ってきた経験やスキルを洗い出す
次に、教員として培ってきた経験やスキルを洗い出しましょう。
「教員としてのスキルと言われても・・・。」と私自身も悩みましたが、先生はたくさんのスキルを身に着けているんですよ!
例えば、こんなことは当てはまりませんか?
- いくつものタスクを抱えていても、期限内に必ず仕上げる
- 児童や生徒だけでなく、先生方や保護者とも円滑にコミュニケーションを取れる
- 問題が発生した時に、臨機応変に対応できる
など、教員として心がけている事や努力を重ねてできるようになったことを考えてみましょう。
この時にスキルだけでなく、「〇〇な出来事があったから△△のスキルが身についた」のように、自分の経験も一緒に洗い出しておくことをおすすめします。
私が実際に面接を受けた中でも、「教員としてどんな事を身に着けたか」「教員としてのやりがいは何か」など、教員としてどんな経験を行ってきたかをよく聞かれました。
過去の自分の努力を積極的に伝えられるように、自己分析をしっかり行いましょう。
履歴書、職務経歴書を作成する
転職の軸が定まり、自己分析が進んだところで履歴書・職務経歴書を作成しましょう。
履歴書、職務経歴書は「絶対これ!!」というものはなく、基本的に自由な書式となっています。そのため、書きやすい書式や内容があるテンプレートを探しましょう。
ただ、「実際に何を書いたら良いんだろう・・・」と思いますよね?
今回は、私が実際に書いた履歴書・職務経歴書の内容をご紹介します。
履歴書の内容例
私の場合は、職務経歴書に自己PRを書いたので、履歴書に自己PRを含みませんでした。
テンプレートによっては、「スキルや強みをアピールできるもの」や「志望動機を強調できるもの」など、様々な特徴があるので、自分に合うものを選びましょう。
詳しくはこちらをご覧ください!
職務経歴書の内容例
このような内容で書くことができれば、たいてい問題ありません。
最初は箇条書き程度でも大丈夫。いざ「企業に応募しよう」と思った時にすぐに動き出せるように、何となくでも準備を整えておきましょう。
詳しくは、コチラの記事をご覧ください。
転職サイト・転職エージェントに登録する
準備がだいたい整えられたら、転職サイト・転職エージェントに登録しましょう。それぞれ2~3社登録すると良いです。
転職サイトや転職エージェントごとに、載っている求人に幅があります。複数のサイトに登録しておくと、間口を広げて探すことができますよ。
ここで、「転職サイト」と「転職エージェント」の違いを確認しておきましょう。
転職サイトとは
転職サイトとは、「求人広告が載っているサイト」のことです。
直接求人への応募や日程調整が行えるので、いつでも転職活動ができます。また、サイトに掲載している企業に何社でも応募できるので、興味関心のある企業にアプローチが可能です。
リクナビNEXT
転職エージェントとは
転職エージェントとは、「転職希望者と企業を結び、幅広く転職のサポートをしてくれる人材紹介サービス」のことです。
キャリアアドバイザーが専任で付き、面接練習やおすすめの転職先の紹介などをしてくれます。企業への連絡も基本的に行ってくれるので、時間のない方におすすめです!
リクルートエージェント
時間がない方はエージェントを頼りましょう。自分一人では気付かない事も、客観的に見て教えてもらえますよ!
私もリクルートエージェント
応募して、面接を受ける
あとはどの求人に応募するか決めて、面接に望むだけ!!
面接前には、職務経歴書や履歴書の内容から要点をまとめておきましょう。最初にまとめた転職の軸などをもう一度確認しておくと良いですね。
転職希望ママ先生によく聞かれる質問
「私も転職したいんだけどさ…」と、転職をしようか悩んでいるママ先生からよく聞かれることをまとめました!
面接数はどのくらい受けた?
全部で9社応募して、8社選考実施、うち6社採用をいただきました。
教員からの未経験職種・業種ではありましたが、採用率は6割を超えました!
職種・業種によっては、採用率はもう少し低いかもしれませんので、ご参考まで。
業種・職種は?
私は最初の1社以外、「IT業界・エンジニア職」に絞って応募していました。
「手に職をつけることができる」「将来的に在宅も可能」「これからもまだ成長する業界」などの理由から、IT業界に決めました。
こう答えると、たいていの人からは「なぜ教育業界を選ばなかったの?」と聞かれます。(笑)
最初の1社以外は、教育業界をあえて受けませんでした。
わたしの転職の軸は、とにかく「ワークライフバランスを整える」が第一優先。
教育に関わる仕事となると、時間と場所が絞られてしまうことがほとんどのため、今回は正直諦めました。
教員免許をとりあえず持っていれば、ミドル世代になってからでも教育に関わるお仕事をすることはできます。教員不足の時代でもありますしね。
また、若いうちに別の業界にチャレンジしておけば、将来の選択肢に幅が広がりますよね。
そのため、IT業界に絞りこんでいました。
転職活動はどの時期にした?
4月から入社したかったので、12月〜2月にかけて転職活動をしていました!
キャリアアドバイザーさんに相談したところ、「4月入社に関しては、12月から求人が出てくる」と聞きました。
そこで、12月から転職活動を開始。
9月頃には退職希望を伝えていたので、管理職の先生方は快く送り出してくれていました。午後数時間休暇をもらって、その時間に面接を受けに行く形でした。
不安じゃなかった?
もちろん不安はたくさんありました!!
お給料は確実に下がるし、新しい事への挑戦は未知数なので、上手くいかなかったらどうしようと思う時もありました。
でも、それ以上に自分の子供を大事にした生活を送りたかったし、それを今実現するなら転職しか道はない。
やるしかない。そう心に強く決めて不安を打ち消しました。
今の教員の現状を鑑みれば分かるように、教員を続けていく事は本当に大変です。
ママ先生たちは、本当に厳しい状況の中で精一杯頑張っています。
だからこそ、もっと自分を、もっと家族を、大切にした働き方を見つけましょう。
まとめ
ここまで、ママ先生が転職するためなロードマップをご紹介しました。
ママ先生が転職するためには、大きく分けて4つの段階があります。
- 転職の軸を明らかにする
- 自分のスキルや強みなどを経験とともに洗い出す
- 転職サイト、または転職エージェントに登録する
- 希望する求人に応募し、面接を受ける
以上の段階の中で、やはり大切なことは「転職をして何を叶えたいのか」をしっかり思い描きながら行動することです。
「ツラい、しんどいから転職する」ではなく、明確な軸をもって転職活動に取り組めば、きっと良い結果に結びつくでしょう。
素敵な転職先が見つかることを心から願っています!