育児と教員の両立が大変すぎて、教員を辞めたい・・・
でも周りの先生方も頑張っているし、育児との両立で辞めるのは甘え?
わたしも復帰後、育児との両立があまりうまくいかず、ずっと悩んでいました・・・。
結論、「教員を辞めたい」と思うのは、甘えではありません!
仕事や育児で毎日疲れている教員ママたちが「辞めたい」と思ってしまうのには、いくつか理由があるからです。
- 教員ママが「辞めたい」と思うのは甘えではない理由
- 「教員を辞めたい」と悩んだ時にすべきこと
教員を続けるのがきついなら、「とりあえず休職する」「思い切って転職する」など、たくさんの選択肢があります。
本記事を読んで、悩み続けるよりも一歩前に踏み出していきましょう!
「教員を辞めたい=甘え」ではない理由
①教員の仕事が多忙で、育児との両立が大変
教員の仕事は、どの学年や学級を受け持ったとしても、朝から夕方までフルで動きっぱなし。休憩時間だって早く帰るためにはゆっくりできません。
退勤後は子供のお迎えに始まり、夕食や子供の相手、お風呂、寝かしつけなど、やることはたくさん。寝かしつけ後には、家事だけでなく、やり残した仕事をこなす日々・・・。
こんな毎日を過ごしていたら、自分の時間が取れずにどんどん疲れていってしまうのも納得です。
「頑張らなきゃ」と思っている先生ほど、どんどん自分を追い詰めてしまいがち。
自分の時間を削ってまで頑張っている先生方は、「甘え」ているわけがありません。
②中堅教員としての仕事量も多い
多くの教員ママは、20代後半~30代であり、教員としての年数を重ねています。
教員の年数を重ねれば重ねるほど、学校の中で責任ある立場につくことが増えるため、どんどん仕事量が増えていきます。
結果、土日をつぶして仕事をしなければ終わらない状況に陥っていきます。
ただでさえ仕事量が多いのに、休日出勤までしなければ終わらない仕事量となっているという現状が「教員はブラック」と言われるゆえんです。
仕事量の多さが原因のため、「辞めたい」と思っても仕方ないんです。
③学校ならではの悪しき文化がある
昔よりはだいぶ改善されてきましたが、まだまだ悪しき文化が残っている学校もあります。
例えば、勤務時間。公立学校の勤務時間は、おおむね8:15~16:45です。
ですが、時間どおりに出勤・退勤できる学校は、ほとんどありません。この通りに勤務しようものなら、周りから冷たい目線を注がれることも・・・。
「長時間働いている人=頑張っている」と考える先生が多いのは、学校の悪しき文化の一つ。時間をやりくりして頑張っていても、「責任感がない」「仕事をしていない」と陰で言う先生もいます。
こんな環境の中で働いていると、「頑張っているのに認めてもらえない」と自信がなくなってしまい、「辞めたい」と思ってしまう先生も多いです。
ストレスを抱えながら頑張り続ける教員ママは、本当に多いです!
なぜ「辞めたい」と思っても踏ん切りがつかない?
「教員を辞めたい=甘え」ではないと分かっても、実際に「教員を辞める」までになかなか踏ん切りがつかないもの。
わたしの場合、教員2年目あたりから「辞めたい」と思っていましたが、その後も5年以上続けていました。
人によって踏ん切りがつかない理由はさまざまですが、大きく分けて以下の3つです。
- 教員を辞めたら後悔しそう
- 教員以外の仕事に挑戦するのが不安
- 教員の仕事自体は好き・やりがいがある
1つずつ解説します。
①教員を辞めたら後悔しそう
「教員を辞めたら後悔しそうで、踏ん切りがつかない」人も多いです。
私が実際に転職して分かったことは、結論「後悔もあるけど、辞めてよかったことの方が多い!」です。
「教員を辞めたら後悔するのでは?」と悩む方は、こちらの記事もご覧ください。
②教員以外の仕事に挑戦するのが不安
教員の多くは、学生時代から教員免許を取るために勉強してきた人ばかり。そのため、教員以外の世界を知らない人も多いのが現状です。
学生時代は、教員以外の仕事に興味がなかったので、あまり調べませんでした・・・。
教員として働く年数を重ねれば重ねるほど、新しい仕事への挑戦は不安になりますよね。
でも大丈夫。まずは、転職サイトに登録して、教員以外の仕事を調べてみましょう!
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興味のある仕事を調べたり、転職サイトの適性診断などを活用したりしながら、自分に向いてそうな仕事を見つけましょう!
思っている以上に「未経験者歓迎」の職種も多いです!
③教員の仕事自体は好き
意外と多いのが、「辞めたいなと思うけど、教員の仕事は好きなんだよなぁ」という意見。
その場合は「教員として働ける別の道を検討する」と良いでしょう。
同じ校種の中で働き続けたいなら、
- 非常勤講師になって、教える仕事に集中する
- 特別支援学級へ配置してもらい、支援が必要な子の教育に取り組む
- 他の学校に異動する
他にも
- 免許があるなら、校種を変える(小学校教諭→幼稚園教諭、高校教諭など)
- 塾講師や家庭教師、くもんの先生などの教育業界に転職する
など、「人に教える」仕事は世の中にたくさんあります。
「教員の仕事は好き。今の環境が辛いだけ」なら、思い切って環境を変えてしまいましょう!
教員を辞めるかどうか悩んだらすること4選
教員を辞めるかどうか悩んだら、まずは行動が不可欠!!
悩んだらすべきことは次の4つです。どれか1つでもやってみましょう!
- とりあえず転職サイトに登録する
- 自分が何を大切にしたいか考える
- キャリアコンサルティングを受ける
- 一度休職して、時間を作る
1つずつ詳しく解説しますね。
①とりあえず転職サイトに登録する
まだ転職すると決めていない状態であっても、転職サイトに登録しましょう。
サイトへの登録は無料。エントリーしなければ、採用面接に進むことはありません。
転職サイトによっては、自己分析・診断ができるものもあります。有効利用していきましょう!
②自分が何を大切にしたいかを考える
今、自分が大切にしたいことは何か、じっくり考える時間を取りましょう。
- 子供や家族との時間を大切にしたい
- 子供や家族のためにお金を稼ぎたい
- やっぱり教員としてのキャリアを大切にしたい
何を大切にしても大丈夫。自分自身と向き合って、大切にしたいことを考えられると、次に進むべき道が見えてきます。
一人ではうまく考えられないという方は、③へ進みましょう!
③キャリアコンサルティング(無料)を受ける
キャリア形成・学びなおし支援センターはご存じですか?
厚生労働省の委託事業として、無料でキャリアコンサルティングが受けられます。
キャリア形成・学び直し支援センターでは、キャリアコンサルティングを通して一人ひとりに寄り添い、主体的なキャリア形成をサポートします。
https://carigaku.mhlw.go.jp/icc/
私も実際に受けましたが、キャリアの振り返りや自分の強みなどをまとめられて、自信がつきました!
2023年9月現在、火曜・木曜は20時まで予約が可能です。
ジョブカードを作成することが必須ですが、半分ぐらいの仕上がりでも大丈夫でした!
自分のキャリアを振り返る良い機会になるので、ぜひやってみてください。
無料キャリアコンサルティングの申し込みはこちらから!
④一度休職して、時間を作る
「とにかく辛い、悩み始めると止まらなくなってしまう・・・」なら、一度休職するのも手です。
教員の場合は、長期休職しても退職勧告を受けることはありません。(※中小企業だと、一定の期間を過ぎると退職勧告をする会社も・・・!)
一度ゆっくり休んで、自分の好きなことをしたり、家庭・子供のことに集中したりしながら、時間を作りましょう。
まとめ
「教員を辞めたい」と思うのは、決して甘えではありません!
時間のない中、学校でも家庭でも一生けん命がんばっている教員ママが、「辞めたい」と思ってしまっても仕方がありません。
自分や家族を大切にしたいなら、今の働き方から一歩踏み出してみましょう。
働き方は一つではありません。とりあえず転職サイトに登録して、いろいろな仕事にふれてみましょう!
教員からの転職を成功させたいなら、次の記事も読んでみてください。